ニッチな業務より王道業務のスキ間を狙え

王道業務はベテランが牛耳っているからニッチな業務を狙えは本当か?

 建設業許可などの王道業務はベテランが牛耳っているから新人は入り込む余地がない。だから新人はニッチな業務を探そう みたいなアドバイスをどこかで聞いたことがあるかもしれませんが私自身はニッチな業務を現在狙っていません。

 前は探したりもしましたけどニッチな業務は競争相手もいないかもしれませんし、当たればその分野で第一人者となってリターンも大きくなることもあるかもしれませんがド定番の建設業許可の関連業務をたくさん抱えていますので、以下のようなデメリットがあるニッチな業務をあえて開拓しようと思わないのです。

①ニーズがほとんどないという可能性

 ニッチな業務というのはそもそも依頼する人が少ないから誰もニッチになってしまっている可能性があります。そんな業務で仕事を取ろうとしてもおそらく労力に見合いません。何が当たるかはやってみないとわからない面もあるのですが。

 ニッチな業務はたくさんあるでしょうが、食えることに貢献してくれる業務がどれだけあるんでしょうか?

②業務の情報が少ない

 誰も手掛けていないがゆえに自分では対応できないときに周りに聞いてもわからない、書籍も出ていないといった場面に出くわすかもしれません。役所の人に聞いてももめったにない手続きだと答えがすぐにわからない可能性もあります。最終的に解決できるとしても時間がかかることが予想されますので軌道に乗るまで時間がかかるかもしれません。

 だからこそうまくいったときのリターンは大きいと思うのですがリスクを考えると二の足を踏んでしまいます。

定番業務にもスキ間はあるんです

 私は経験やコネ0で建設業許可の取り扱いを始めました。時間はかかりましたが今では建設業許可関連業務だけで食えるようになりました。今では私もベテランということになるのかもしれませんが、最初はひよこです。でも建設業許可業務を開拓することができました。

 確かに既存の建設業者はベテラン行政書士が食い込んでいてここに食い込むことはなかなか難しい。でも、多くの業界で新しく開業しようという会社が出てくるものですから、そういう会社に対してはベテラン行政書士は紹介をもらいやすいという有利さはありますが、既存の業者と比べれば食い込む余地はあります。

 お客様と行政書士の相性というのもありますから新人であっても声がかかる余地というのはあると思います。ニーズがあるかわからない、こなせるかもわからない仕事を求めるのなら、確かなニーズが存在し、業務のノウハウもある程度確立されている建設業許可などの定番なありふれた業務でベテランが抑えていない部分を開拓していくほうが私はラクだと思ってます。

 ちなみに私がどうやって建設業許可のスキ間を開拓したかというと、他で断られた案件でも要件を満たしている可能性があると判断したならまず動く これを心がけてやってきました。他の行政書士がやらないんだからこれだってニッチじゃないかと思うんですがいかがでしょうか?

田舎だと特定の業務に精通している行政書士は少ないですから定番業務でも徹底的に勉強して、チャレンジを続ければ新人でもベテランのカバーできていない部分を開拓していけると思いますよ。

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