他士業との関係② 税理士

税理士という職業は士業の中でも、中小企業との結びつきが強いです。顧問契約の関係で最低月1で会社との接点があることが多く、何かあるとまずは顧問の税理士に相談というのはよくある話です。

そして、その相談が許認可であった場合に行政書士に顧問先を紹介するということが起きてきます。行政書士にとっては有力な紹介元の一つといえます。

行政書士であっても税金の相談を受けたりすることがありますが行政書士が個別具体的に税金の相談に回答することもできませんからそういった意味でも税理士さんとの関係づくりというのは必須だと思います。

行政書士登録している税理士からも紹介は来るのか?

税理士さんは無試験で行政書士の登録をすることが可能になっていますから行政書士登録をしている税理士さんというのも多いです。

そういった行政書士資格も登録している税理士事務所が許認可の相談を受けた時に自分のところで全部やってしまい、紹介はしないかといえばそうとは限りません。

行政書士が取り扱える業務は幅広く、行政書士を本業でやっている人でも自分のところでは取り扱えない案件をほかの専門の行政書士に紹介するということが起きているわけですから行政書士登録をしている税理事務所が行政書士に許認可の仕事を紹介するということも十分起こりえるわけです。

特に自分のところでやるには効率が落ちる難易度が高い案件、ややこしい案件なんかを専門の行政書士に紹介することが多いはずです。税理士事務所は日々の顧問から発生する業務で多忙ですから効率が落ちる案件を紹介するというのは税理士事務所側からしても合理的な選択肢です。

ただ、積極的に行政書士業務を取りに来ている税理士事務所もあり、そういったところは外部の行政書士に紹介する可能性はぐっと減りますし、税務顧問をきっかけに許認可業務を取っていこうという動きも見られますので専業行政書士にとっては手ごわい競合ともいえる存在です。

私も建設業許可については同業との競争よりも行政書士登録していて許認可も積極的に取りに来ている税理士事務所との競争を意識していたりします。

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