地方で開業するメリット

1,家賃が安い

田舎に行けば行くほど基本的に家賃は安くなりがちです。というか地元に帰ってきて、実家で開業するというのであれば家賃0ということも可能です。都市部に実家がある人は都市部で家賃0で開業も可能なわけですが田舎では土地が広い家も結構あり、事務所を敷地内に建てることも可能だったりします。

新たに土地を買って事務所を建てる場合でも、田舎は土地が安いですが都市部に行けば行くほど土地が高くなり、そもそも事務所を建てることが難しいということも出てくるでしょう。

事務所の家賃は仕事のあるなしに関わらず、一定金額かかってくるものですし、自前で事務所を構えるにしても費用を抑えられるに越したことはありません。これを都会と比べて安く抑えられるのは地方で開業する大きなメリットであると思います。

なぜ家賃が安いとよいのか?

開業していきなり軌道に乗せられれば良いですが、皆が皆うまくいくわけではありません。「食えるまでに3年かかる」なんて言葉も聞きます。実際どれだけかかるかは人それぞれですが、人によっては3年以上かかってしまう人もいるでしょう。家賃を抑えられればその分資金が底をつくまでの時間を稼げますし、家賃が低い分、広告費に投入するということも可能になります。

私自身の場合だと、たぶん自宅開業でなかったら資金が底をついてしまい、すぐに廃業していたと思います。

2,競争が緩い

地方は都会と比べて、行政書士の数が少ないです。業務の絶対数も都会より少ないですが、それを考慮しても都会より競争が緩いと思います。私の事務所の周りで言うと、行政書士で食っていこうという人が少ないです。

私が住んでいる胎内市は人口3万人弱ですが、行政書士をメインで食べていこうという人は私しかいません。その私にしても建設業に特化しているので農地転用などは近年お問い合わせをいただいてもほかの行政書士さんを紹介させていただいている次第です。

仕事の絶対数も少ないですが、しっかり仕事ができる行政書士も少ないのでちゃんと仕事ができる行政書士だと認知されれば、自然とそういった人達に仕事が集中していくことになります。

また、競争が緩い分、価格競争も起きにくいと感じています。そもそもちゃんと仕事がこなせる人が少ないのですから価格競争をしてまで受注する必要がないことも多いのです。

全国的に受注できる会社設立なんかは価格崩壊を起こしましたが地域性が強い建設業許可は値崩れしていないと感じています。私の場合は10年以上ホームページ上に掲載している価格を据え置いていますが全然受注できております。

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