私はかつてダイレクトメールで大失敗したことがあります。小規模事業者持続化補助金に採択されダイレクトメールを4000通出したことがあるのですが補助金込みでようやく元が取れるという有様でした。
それまでもダイレクトメールを出していたことはあったのですが、補助金なしでも元は取れていたためここまで悲惨な結果になってしまうとは想像もできませんでした。
なぜ、このような悲惨な結果になったのか?
まずこの大失敗したダイレクトメールはすでに建設業許可を持っている業者さんに対し、更新や届出など建設業許可関連の手続きの依頼を幅広く呼び掛けるものでした。今思うと絞り込みが甘かったように思います。
ただ、最大の失敗は
4000通を4000社に出してしまったこと
だと思います。つまり、1社あたり1回の一発勝負をしてしまったことだと思います。私が作成したダイレクトメールは緊急性を要するようなものではなく、何かあったら相談してくださいというようなものでしたから、特に一社に対し、定期的に送らなければならなかったものだと思います。
一回送るだけでは印象に残りません。何度か送ることでようやく印象に残るでしょうし、何度か送り続けることで送り先にとって私が必要なタイミングにうまく合うときも来たのではないかと思います。
補助金の使える期限があったので急いでしまったこともあるのですが大失敗でした。
広範囲よりも狭い範囲で回数を増やす
大失敗した経験から私が後輩行政書士やお客様に伝えていることは広い範囲で一回こっきりの宣伝よりも狭い範囲で何回も宣伝するほうがよいということです。
同じ金額を使うのであれば広い範囲に一回だけ宣伝してほとんどの方に記憶が残らないよりも、狭い範囲に定期的に何度も宣伝していくほうが結果が出やすいと考えています。
同じ業者から何度かダイレクトメールが送られてくると、「あっ、またこの業者か」というようなことないでしょうか。
また、普段はダイレクトメールを捨てていても、その日の気分によってはダイレクトメールを見てしまったということがないでしょうか?
相手が読んでくれるタイミングに合わせるためには何度も送るのが良いと思いますが、資金に限られていると広い範囲に行うことはできません。私のように広い範囲で一回実施して終わりです。
そこで範囲を絞り、何度も送るのです。これならば限られた資金でも実施しやすいです。
かつてダイレクトメールで大失敗してからは継続してダイレクトメールを送るということもなくなってしまったのですが、私ももう一度対象を絞り、複数回継続してダイレクトメールを送り続けたいと思っています。
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