仕事がない時期にありがたい小遣い稼ぎができる業務

開業したばかりの時は仕事が少なく資金が減る一方ということも珍しくありません。少しでもお金を稼ぎ行政書士業界に踏みとどまるためにこれをやっておくという良いのではないかという業務紹介します。

①車庫証明

地域によっては全く必要としないところもあるのですが車庫証明が必要な地域であれば扱っておくほうが良いです。金額が少ないですが何もしないよりはよいので仕事がない時期にはありがたいです。

現在は遠隔地の車屋から車を購入するということも日常茶飯事です。行政書士の地元の方が遠方の車屋から購入したとき、遠方の車屋が付近の車庫証明を頼める行政書士を探すのはよくあることです。

その需要を車庫証明専門のホームページを作って、取込に行きます。ホームページは業者に頼む必要はありません。ホームページビルダーで作ったもので十分だと思います。

車屋が主に気にするのは、ちゃんと希望の日にちにやってくれるか?業者の予算内か?ということですからよほどダメなデザインでない限りは受注にはほぼ影響しないでしょう。

同業者がホームページを出していれば、自分が扱う地域の相場で一番安い金額(すごく安くする必要はありません。ちょっとだけ安ければ良いのです。)を提示することで受注数アップすると思います。

暇な時期はちょっと遠い距離の地域でも仕事を受けてもよいでしょうが、忙しくなってきたら取り扱い地域をどんどん狭めていくほうが良いと思います。車庫証明は日程的に厳しい案件も多いです(書類が届いたその日か次の日に窓口に出してくれと言われることもある)。私は事務所から車で5分かからないところにある最寄り警察署の案件しか今はやっていません。

書類作成自体はそれほど難しいものではありませんし、多くの案件では向こうで作った書類を警察に出しに行き、数日後に車庫証明を取りに行くということで完結します。

多くのケースでは簡単な手続きではありますが、ローカルルールがありますから自分が扱う地域のルールはしっかり抑えておきたいですし、それを依頼者に伝えていくのも大切です。そこら辺を怠っていると簡単な業務のはずが思わぬ手間がかかってしまったということが起こりがちです。単価が低い業務ですからロスは可能な限り減らしたいです。

もし、事務所の近くに陸運局があれば、自動車登録も扱ってもよいと思います。

②内容証明

2000年代前半に多くの行政書士がHPを作り扱っていました。私も開業当初は内容証明の作成でまずは軌道に乗せました。今でも細々とではありますがやっています。

クーリングオフ、時効の援用あたりが駆け出しの行政書士でも扱いやすい案件だと思いますがここら辺は今でもそこそこ競争がありますので、内容証明の中でもニッチな業務というのを探してみるのもよいと思います。

集客は車庫証明と同じくホームページを作ります。こちらもそれほど凝ったデザインはいらないと思います。リスティング広告での集客も考えたほうが良いでしょう。1クリック当たりの広告費が少ないニッチな業務が見つかると素晴らしいです。

ただ、そこそこ稼げたとしても、あくまで内容証明の作成は事務所のメイン業務が軌道に乗るまでのつなぎだと思ってください。

案件の性質上、リピートや紹介が起きにくい業務です。私の話をしますと私はかつて悪徳商法の解約に関する内容証明を作成しまくりましたが、依頼者の方には今後の対処法をお伝えするのでリピートというのが起こりにくくなりますし、人に自分の失敗を喜んで話すこともないので紹介も起こりにくいのです。

内容証明だけに頼ると常に新規開拓をしていくことが求められますので、内容証明の集客に没頭することはやめたほうが良いでしょう。そこに力を割くなら自分のメイン業務の集客に力を割きましょう。

③農地の手続き

農地を売りたい・買いたい、農地に家を建てたい 田舎は農地に関する相談が多いので、できれば農地関係の手続きについては勉強しておくとよいです。

自分では手に負えない案件でも先輩のところに仕事をもっていって仲良くするきっかけづくりにできます。

毎月、農業委員会の締め切りが決まっていて、スケジュールがタイトな案件もありますが、暇な時期なら何とかなるでしょう。どうしても間に合わなそうであれば、農業委員会窓口にてとりあえず申請受け付けてもらい、足りない書類は後日速やかに持ってくるという方法が通じることもあります。

とにかく田舎の行政書士なら農地の手続きについては勉強しておくとよいです。忙しくてできないならまだしも能力的な意味で農地の手続きが全くできない・わからないというのは田舎の行政書士ではご法度だと思ってます。

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