田舎の行政書士の生き残り戦略

田舎で開業した行政書士が生き残るためにはどうすればよいかを考察してみました。

①専門業界を決める

現時点で私は建設業許可手続きに重きを置いていますが、今後は建設業許可というある手続に特化というよりは建設業界に特化していきたいと考えています。

私自身は今の名刺に自分の肩書として「建設業者さんの身近な頼れるパートナー」というものを使っています。建設業許可にとどまらず、建設業者さんにニーズがあったり、役立つもので自分が提供できるものであればどんどん提供していこうと考え、このような肩書を使っています。

田舎というのは人口が少ないため特定の手続きに特化しようとしても現実問題としてなかなか難しいところがあります。そこでこれから開業する方には特定の手続きではなく、特定の業界で自分の地位を確立するという戦略を私はおすすめします。

業界については建設、運輸、産廃、飲食など地域によっても変わってくると思うので、自分が拠点とする地域の産業を面倒でも調べるしかないと思います。まぁ建設業についてはどこの地域でも一定数は存在すると思いますが。

②きっかけは許認可または補助金

業界が決まったらお客様との最初の接点はどう作るか?これについてはやはり我々は行政書士ですから自分が決めた業界に深くかかわる許認可(建設業界なら建設業許可)というのがよろしいかと思います。

許認可というのは取得したり、維持したりしていかないと会社が営業できないという事態も起こりえるものですから何としてでも取らなければならないという強いニーズが生じやすいです。それを我々行政書士は独占業務という形でやらせてもらえるわけですから最初のきっかけづくり(フロントエンド)としてこれを利用しない手はないと考えます。

他には補助金の申請も考えられます。小規模事業者持続化補助金のように使いやすい補助金があれば、それを提案して最初のきっかけにしてもよいと思います。

そして、最初の依頼を受けた後はしっかり依頼をこなすことが何より大切となります。今後の取引につなげていくためにも依頼者の期待を裏切るようなことはできません。田舎であればあるほど悪い口コミも広まりやすいですからそういう意味でも田舎では失敗できませんね。何とかやるしかありません。

③許認可のリピート、他業務の提案

最初の依頼を無事こなした後は、更新や届出といったリピートが起こるようアフターフォローをしていかなければいけませんし、お客様に役立つなら許認可にとどまらず提案していきます。

許認可以外に考えられるものとして、補助金や融資のサポート、会計記帳といったものも考えられます。取引先が増えてくることでコンサルティングを提供するといった選択肢も増えてくるんじゃないかと思います。

最初の依頼をしっかりこなせば、お客様との信頼関係も出来上がっているでしょうから、見ず知らずの人にサービスを売り込むよりは成約しやすくなっています。

許認可以外のサービスを見ず知らずの人から依頼をもらうには競合もいますから大変なことだと思いますが、我々行政書士は独占業務である許認可で最初のきっかけを作れるのですからこの点では無資格でやっている人よりずっと有利といえます。

許認可以外にどんな業務を扱うかは各自の適性やどれだけの顧客を抱えているかにもよると思いますがいきなり全部できる人なんていないと思います。

私の場合は建設業許可で得たお金をセミナーに投資して、自分が提供できるサービスを増やしているという感じです。田舎に住んでいてわざわざ高額なセミナーを都会に受けに行く人は少数派です。だからこそ田舎に住んでいても積極的に都会の先を行くノウハウを学ぶ価値があると思います。田舎向けにアレンジしなければいけない面もあるかもしれませんが。

④紹介を得る

紹介を得るためのノウハウというのもいろいろあると思いますが、田舎の場合は競合が弱いか、少なかったりするので特定の業界に食い込んでいくと自然と紹介が起きてくると思います。

知り合いの方で困っている方がいれば紹介してくださいとPRしていくのも大切ではありますが、来た仕事を一生懸命やって結果を出していくことで自然と紹介が発生してくると思います。

税理士さんや司法書士さんと仲良くしておくと紹介にブーストがかかると思いますが、良い仕事をしていると税理士さんのほうからお客様「あの行政書士さん紹介してよ」ということまで起きてくるようになります。

自分の強み、特徴をしっかりアピールしたうえで、期待を裏切らない仕事をすることが私が考える紹介を呼ぶコツです(というかコミュニケーション苦手だからこういうやり方しかできないのですが)。

なお、紹介をしてもらったら報告やお礼は欠かさずにしておきたいものです。

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