行政書士は、開業前にどこかの行政書士事務所に勤務して修行することが難しいのが現状です。
ろくに実務経験を積まずに開業して、仕事を受ける 冷静に考えるとかなり怖い話だと思うのですが、残念ながら多くの行政書士は実務未経験で実戦の場に臨まざるを得ないのが現状です。
このように実務経験もない行政書士を勇気づけてくれるのが「わからなければ役所に聞けばよい」というような言葉です。仕事をまずとってきて、わからないところがあれば役所に聞けば答えは教えてくれる。ということなのですが、私自身このような考え方で建設業許可業務をスタートさせましたので間違ってはいないと思います。
書類の書き方とか役所に行けば教えてもらえますから、仕事を取ってくれば何とかなるというのは一理あると思います。
ただですね、わからなければ役所に聞く というのも程度問題でして、ろくに勉強せず、何から何まで役所に聞けばよいという姿勢だと、
そもそも仕事を取ることが難しいと思います。
こういう考え方だと、お客様と話していてもお客様に非常に頼りない印象を与えると思います。私自身、今と比べると以前はお会いしても依頼まで持っていける確率が低かったです。せっかく会えても頼りなさから依頼をしてもらえないということがよくありました。
今でも、申請前に役所の担当者に会って話を聞いてもらうことがありますが、担当者に話を聞きに行く上で変わったなと感じることがあります。
始めたころ
自分なりの答えを出さないままわからないことをあれこれ質問しまくる
今
自分なりの答えをあらかじめ出したうえで質問する(答え合わせという感じが強い)
わからなければ役所に聞けば答えは教えてもらえますが、聞く前に自分なりの答えは出せるようになっておきたいものです。
答えを出せるようになるために実務経験は積めないまでも書籍や役所の手引き等で勉強していくことが大切だと思います。
実務経験なしでもなんとかなるかもしれませんが、実務の勉強もせずにまずは仕事を取ろうというのも厳しいのが現実ではないでしょうか。
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