世の中にはリフォーム工事業者の紹介をする業者というものが存在します。例えば、外壁塗装の一括工事の見積もりができるサイトがあり、そこから見積依頼があるとそのサイトに登録している業者は依頼者に対して見積もりを出すことができます。そして、一番良い提案をした業者が契約できるという形になっています。
工事を依頼する立場から見ると比較できるので良いサービスのように見えますが、私自身はあまり好ましく思っていません。
塗装業者さんに聞いたことがあるのですが、こういったサイトに登録して仮に成約できたとしても成約料（紹介料）が取られるのです。まぁ、どんな形であれば両社が納得していれば基本的にどんな契約でも自由なのですが、紹介業者が設けた分そのしわ寄せは塗装業者や工事の依頼者のところに行くことになります。
成約料がかかってしまう分、利益を得るためにはそれを考慮して価格を設定するしかありませんが、見積もりの場で競争にさらされるのであまり高い価格に設定するわけにもいきません。かといって、価格を下げると今度は利益が出ず、数をこなさないと業者は食べていけません。
このような状態ですから一括見積サイトのようなところから契約するとこのようなサイトを経由しない場合と比較して、金額面か工事の品質面で工事の注文者は不利益を被る可能性があります。
見積サイトに登録している業者とサイト（中抜き）なしで契約したほうが、金額は変わらず、工事の質は上がる あるいは、工事の質はそのままで金額は下がる というメリットが得られると私は考えています。
紹介業者は紹介業者で努力しているのだと思いますが、私としては工事請負業者がこういった見積サイトに頼らず、自社で集客できるようになるのが工事業者にとっても工事注文者にとってもよい結果が出ると思っていますので、私は出来たらそういうことが実現できるお手伝いたできたらなと常々思っています。自分の実力不足でなかなかできていないのが現実なのですが。
士業の場合は…
士業の場合も、税理士紹介業者という似たような存在があります。利用した税理士さんから聞きましたが結構いいお金がかかってしまうそうです。売り上げは増えるが、最初の1，2年はほんときつかったそうです。
行政書士業界はどうなんでしょうか？以前に建設業許可で紹介しますという業者を見たことがありますが、税理士業界と比べると紹介業者の普及はまだまだのように感じています。
今後、増えていくのかもしれませんが私自身はたぶん利用しないと思います。そういう業者に頼るようになってしまうと最後はサービスの品質低下という形でお客様に迷惑をかけてしまうと考えているからです。
そういった業者に頼ることがないように自分自身の集客力を磨き続けていかなくてはいけないと強く思います。
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