経営事項審査の依頼を受けて感じること

ここ数年だんだんと経営事項審査(経審)のご依頼が増えてきました。思えば経審の依頼を初めて受けたのが5年前の2014年。実はそんなに前でもない(笑)

初めての経審はとにかく書類を受け付けてもらうことが頭の中のほとんどを占めていました。初めてでわからないことが多いわけですが、それに加えて初めてのご依頼は山形県だったので新潟県よりちょっと手続きの難易度が上がることに加え、それを抜きにしてもなかなか面倒なところがある案件だったのでホント必死でした。

それから5年がたち、今では経審評点UPのためのアドバイスや入札の格付けを見据えてアドバイスすることもできるようになってきました。

もっともっと経審の仕事を取っていきたいのですが中々難しいというのが私の考えです。

まず、新規に許可を取って経審を受ける(つまり入札に参加する)という業者がまず少ないのです。自分の感覚ではここ10年新規に許可を取って経審まで受けるという業者さんは20~25社に一社くらいというところです。

初めて経審を受ける業者さんを捕まえるのはなかなか大変だと感じています。ということになると既に経審を受けている業者さんからの依頼を狙うことが現実的ということになるかと思いますがこれもなかなか難しい。

すでに経審を受けているということは行政書士に頼むなり、自社でやるなりしているということです。何か事情でもない限り中々新たな行政書士に頼むという事も起きないのではないでしょうか?

私の経験から言うと、関与していた行政書士さんが引退、担当していた職員の方が退職 そういったことがあると経審の依頼が発生しやすいようです。

他には、法人なり、合併といった特殊な事情が起きた場合も依頼が来ることがあります。

大切なのはこういうきっかけをいただいたら、次につながるようにすること。経審は毎年ご依頼いただいてこそだと思います。

これまで他の行政書士が関与していたり、自社でやっていた会社さんの仕事をやってみて思うことは、経審の点数をシミュレーションしたり、対策していない会社も結構あるということです。

手続きはできるけど、ただしているだけ。ちょっとしたことで点数が上がることでもしていなかったり ということがよくありますし、公共工事を受注するにあたって専任技術者の配置などに気を配ってなかったりと今までは問題が表面化しなかっただけで、実は爆弾が埋まっていたなんていうケースも見られました。

チャンスはそんなにたくさんあるわけではありませんので、チャンスが来たときはしっかりと継続してご依頼いただけるように研鑽していきたいと思います。

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