行政書士にダブルライセンスは必要?

社労士とダブルライセンスの私ですが…

私は行政書士として開業した2003年に社労士試験に合格し、2010年に社労士の登録をしました。その後ですが社労士として登録していることを知っている方から社労士業務の相談を受けることはありますし、社会保険の手続きをしたこともあったのですが、どうにも自分には合わないと感じてしまったこともあり、登録だけはしているのですが社労士としては開店休業状態です。

ですが、行政書士の資格だけで食べていけるので私個人としては「別にダブルライセンス必要ないよね?」と感じています。むしろ社労士の会費に余計にお金を払っている分登録しなかったほうが良かったのかもしれないとすら思うことも…

そもそもなぜ社労士を目指したのか?

今ではほぼ活用できていない社労士の資格をなぜ取ろうと思ってしまったのか?それは行政書士試験を受けた後のころにさかのぼります。

試験を受けた後、なんとなく合格の手ごたえはありましたのでそこから行政書士の開業についてうっすらとではありますが頭で考え始めました。

そうすると今までは気にならなかったのですが近所の行政書士事務所の看板というのも自然と目に入るようになります。しかし、近所の行政書士事務所の看板を見ていて私はあることに気付きました。

行政書士のほかに税理士や社労士などほかの資格名も看板には書かれているのです。

当時の私は「もしかして行政書士の資格だけで食べるのって難しいの?」と思ってしまいました。そしてとりあえず看板に書かれていた資格の中で本屋に売っている書籍だけでも勉強できそうな社労士試験を受けることにしました。

ちなみに社労士がどういう仕事をする人なのかこの時点ではよくわかっていませんでした。が、とりあえず行政書士のほかにも資格取っとかなくちゃいけないだろうと思って、勉強始めました。

何となく始めた勉強ではありましたが行政書士登録前の数か月間は暇であったため1日8時間くらい勉強してました。今思うとこの時間を行政書士としての開業準備に使っていたら…と思います。

なんとなくダブルライセンスはやめておきましょう

私の経験からお伝えしたいことは何となく行政書士以外の資格を取るのであればやめておいたほうがよいということです。

他の資格の勉強をすると金銭的にも時間的にもコストを費やすことになるわけですがその資格をどういう風に活かしていくかを考えていないと私みたいなことになりかねません。

さんざん勉強に時間を使うくらいなら行政書士のために時間を使えばもっと早く行政書士として軌道に乗せることもできたと思います。今思うと何をすれば行政書士として軌道に乗せることができるかわからず、勉強に逃げて「俺はがんばっているんだ」と言い訳していたのかもしれないなぁとも思います。

これを読んでいる方の中にも行政書士として軌道に乗せることができるか不安で他の資格を取ることで目の前の不安から逃げている方いないでしょうか?

はっきり言うと、行政書士以外の資格を取ったから食べられるようになるわけではないと思います。行政書士の資格で食べられない人が他の資格を取ったから食べられるようになるとは私には思えないのです。

ですが、逆に行政書士として食べられるようになった人にはダブルライセンスの意味も出てくるかもしれません。

別に行政書士として食べられるようになったらダブルライセンスでなくてもよいわけですが、ダブルライセンスだと選択肢は広がります。行政書士として軌道に乗せることができる方なら、他の資格をどう活かせばよいかも見出しやすいかと思います。

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