行政書士 齋藤
私のところには、近くの行政書士に相談したが許可が取れないと言われてしまった。それでもどうしても許可が欲しいというご相談が多く寄せられています。そして、実際に私が対応させていただいたら、ちゃんと許可申請ができたという案件はたくさんあります。しかし、どんな案件でもそのようにうまくいくかというとそうではありません。
そもそも許可を満たしていなかったりですとか、役所が許可の条件を満たしていると証明できるものが全く揃えられないような場合は、私にご相談いただいても、許可は取れないと思います。
では、どのような案件なら許可が取れるのかというと、許可が取れる道筋は確かに存在するが、申請者、行政書士、役所窓口 など誰もその道筋に気付いていないような場合です。
相談していただけるとわかると思いますが、私はおそらく先にあなたが相談した行政書士よりもたくさん質問するはずです。許可が取れますと回答するのは2,3質問するだけで済むこともありますが、許可が取れないと回答するためには何回も質問して、本当に可能性が何もないのか確認しないといけません。
しかし、簡単な質問をしてすぐに許可が取れないと回答してしまう行政書士が現実には多いです。だからこそ車で2時間以上かかるような所からでも私に相談してくださる方がいらっしゃいます。
また、役所窓口の方も聞かれた質問には答えてくれますが、聞かれていないことに対しては何か提案してくれることはあまりありません。一例をあげますと行政書士にも役所窓口にも確認資料がそろわないので許可が取れないと言われた方がいましたが、私が確認資料を用意できなくても必要な情報は役所内部で確認できるはずだと指摘した結果、許可が取れたということがありました。本当は許可が取れることに関わった人が誰も気づいていなかったという事例は多くあるんです。
他がやらない当たり前のことをちゃんとやって、許可を取れる可能性を見逃さないのが、他でダメだと言われた案件でもなんとかすることができた秘密というわけです。