建設業許可の手続を行政書士に依頼するメリットって何ですか?

建設業許可の手続を自社で行うか、行政書士に依頼するか迷っています。行政書士に依頼するとどこが違うのですか?

色々ありますが、まず第一に何を準備すればよいかが、早いうちからわかることだと思います。

行政書士 齋藤

新規の建設業許可申請を150件以上やってわかりはじめてきたのですが、行政書士に依頼するメリットというのは、何を準備すればよいかがわかることなんじゃないかと思います。

建設業許可申請で必要なものは役所が公開してくれています。いろいろなパターンを想定して、たくさんの情報を載せています。でも、それを見て、自分の場合は何が必要なのだろうか? と迷う方は多いと思います。情報がたくさんあるゆえに自分にとって必要な情報がわかりづらいのです。自分なりに役所の情報を読み込んで準備していったけれど、あれが足りない、これがない 役所窓口でちょくちょく見かける光景です。

それに対して、私にご相談いただくと30分~1時間ぐらいの説明で何を準備すればよいかが明確になります。難しい案件だと準備するものがすぐに確定できないこともありますが、必要なものは最初の説明でほとんどわかります。

何を準備すればよいかわかるということは、必要ないものの準備に時間をかけてしまうような無駄な行動を減らせるということです。行政書士に依頼するとスムーズに手続きが進むのは、書類の作成を代わりにしてくれるというのもあるのですが、それ以上に何を準備すればよいかがすぐにわかることなんじゃないかと今では考えています。

ただ、準備するものをすぐに整理できるのは経験を積んでいないと難しいかもしれません。経験を積んで慣れている行政書士は、許可申請に必要なものを見定めるスピードが違います。私もお客様から最初に話を聞いた行政書士と全然違うと言われたことがあります。

私は業務に慣れていない頃、お客様と一度お会いして、その後必要なものを整理して、また連絡するというようにしていました。でも、今では、お会いしたその場で必要なものはほとんどお伝えできます。これまでの経験から最初にお電話で話を伺った時点で必要な書類等がだいたいわかり、準備したうえでお会いするからです。その場で確定できないものについても、一部の例外を除けば、それほど時間をかけずにお伝えするすることができます。