許可を取るまで500万円口座に入れておかないとダメですか?

建設業許可を取るために500万円用意しないといけないという話を聞きました。許可を取るまで500万円口座に寝かせておくのが難しいのですが…

許可を申請する前のほんの少しの期間口座に500万円入れておけば大丈夫です

行政書士 齋藤

一般建設業許可を申請するにあたり純資産(これは最新の貸借対照表の数字で確認します)が500万円以上ない会社は500万円以上の預金口座残高証明書や融資証明書が必要です。これらの書類で500万円以上の資金調達能力があることを示します。つまり、残高証明書や融資証明書が入手できれば、申請の時点で口座の残高が0円であろうと申請は出来ます。

500万円以上の残高証明書が必要という話が、口座に500万円以上置いておかないといけない と誤った形で伝わってしまっていることがありますが、実際のところは許可を取る少し前に申請者名義の口座に500万円以上入金すればOKです。入金した日の翌営業日か翌々営業日に残高証明書を入手できますのでちゃんと500万円以上の残高が確認できれば、後は口座からお金を抜いてもOKです。

今、口座に500万円ちょっとあるのですが月末の支払で使ってしまうので、今残高証明を取っておけば安心ということですね!

残高証明書の有効期限は短いので注意が必要です

行政書士 齋藤

建設業許可で使用する役所が発行する各種証明書は発行日から3か月間使用できることが多いのですが、残高証明書はそれらよりも有効期限が短いです。新潟県なら2週間。山形県なら1か月です。どちらも証明書発行日ではなく、口座に500万円以上あったと証明してもらった日から数えて です。

新潟県だと2週間と言っても、実際に役所が空いている日は2週間の間に10日程度なので申請までの余裕は思ったよりありません。そこで、できれば残高証明書はほかの書類が用意出来て、最後の仕上げとして取っていただくことをお勧めしています。

どうしてもこの日にしか500万円以上にできないということであれば、その残高証明書有効期限内に申請を完了させるようにするしかないですね。

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